2025年7月07日

ロシアの音楽に心ふるえる時間

青山音楽記念館バロックザールで行われた
Le Due Muse 音の対話 vol.2 に行ってきました。

演奏されたのは、ミャスコフスキー、ラフマニノフ、アレンスキー。
どれもロシアのロマンを感じる、美しく深い音楽でした。

ミャスコフスキーの《チェロソナタ第1番》は、静けさの中に力強さを感じるような一曲。
ラフマニノフの《チェロソナタ ト短調》は、感情のうねりが胸に迫り、思わず引き込まれました。
アレンスキーの《ピアノトリオ第1番》では、3人の息の合った演奏に心が満たされていくのを感じました。

そしてアンコールには、ウクライナの曲が演奏されました。
争いの続く今、この選曲には先生方の静かな想いが込められているように感じました。
静けさの中に優しさがあり、言葉では表せない深い余韻が残る演奏でした。
心にすっと染み入るような祈りのような音楽だと感じました。

音楽が国や時代を越えて、心をつなぐものだということを
あらためて感じさせてくれるコンサート。
豊かな時間をありがとうございました。